今季J3に参戦するAC長野パルセイロが始動して約1週間。松本市内での1次キャンプを終え、長野市千曲川リバーフロントスポーツガーデンなどで、体力づくりや戦術上の基本的な動き方の習得に取り組んでいる。
AC長野パルセイロ美濃部監督
ミニゲームで指導するAC長野の美濃部監督(中央)=28日、千曲市

昨季のJFLを制したAC長野には、それぞれ特長のある新戦力13人が加入し、1人は参加が遅れているものの4日間の松本キャンプは充実した時間となったようだ。美濃部監督は「一緒に寝泊まりし、ご飯を食べてコミュニケーションを取ることが本当に大事。選手はお互いに積極的に話していた。有意義なキャンプになった」と話した。

昨季から指揮を執る美濃部監督は、攻守において攻撃的なサッカーを志向する。簡単にボールを敵に渡さず主導権を握り続ける「アクションサッカー」だ。「昨季はリーグ戦を戦いながら、表現できたのは夏以降だった。今季はコンセプトを分かっているのが17人残っている。新加入の13人が理解するスピードは上がると思う。でも一気に全てを伝えるのは難しい」と現状を見据える。

28日の千曲市サッカー場。ミニゲームの後、指揮官は「サイドにボールが入った後の(中盤で受ける)動きがまだ効果的じゃない。でも慌てることはない。みんなで動きを合わせていこう」と選手たちに声を掛けた。スピーディーに展開していくための細かな動き方を、新戦力を中心に浸透させている段階だ。

新しい風が吹き込まれたチームは活力に満ちている。美濃部監督は「選手は新しいことにチャレンジしないと発展もない。殻を抜け出せるように、昨日より今日、ちょっとでも良くしていかないと」。競争意識の高まりを最大限利用する考えを明かした。
 (参考:信毎WEB