第36節

若さでガツガツくるJ-22に対してヒヤッとする場面も多かった第36節。

1度は先制され苦しい時間もありましたが、落ち着いて決めたエース佐藤選手や今季通して気になる部分だった『そこに誰か詰めとけよ!』をしっかりこなしてくれた菅野選手の2試合連続ゴール。そしてそれをアシストした宇野沢選手や高橋選手などが魅せてくれた試合となりました。

町田も福島に勝利したため依然厳しい現状は変わりませんが、負けてもおかしくなかった試合に勝利した意味はこれからのチームにとって大きかったと思います。


第36節 11月1日(日)13:00 K.O
@南長野運動公園総合球技場 4,163



長野【2-1】J-22


試合は終盤に大きく動いた。前半はホームの長野がボールを支配するが、J-22の強固なブロックに手を焼いてシュートで終われない。対するJ-22はMF石井 圭太(横浜FC)のミドルシュートなどでゴールを脅かし、75分に先制弾。FKの守備からカウンターを発動させると、MF汰木 康也(山形)のクロスに石井が合わせた。

ビハインドを負った長野だが、82分にFW宇野沢 祐次のポストプレーからFW佐藤 悠希のシュートが決まって同点。さらに、3分後に佐藤のパスを受けたMF菅野 哲也の2試合連続ゴールで逆転に成功した。これで長野は9試合負けなしの3連勝。悲願のJ2昇格へ望みをつないだ。

http://www.jleague.jp/match/j3/2015/110114/live/#recap
J.LEAGUE.jp










AC長野パルセイロ
《スターティングメンバー》
GK31田中、DF4内野、3大島、2松原、20都並、MF33山田、28パク、6仙石、25有永、FW10宇野沢、7佐藤

《リザーブメンバー》
GK21金、DF15西口、MF5大橋、8菅野、FW9高橋

交代
:38’パク→大橋、62’都並→菅野、63’山田→西口、69’仙石→高橋

得点:82’佐藤、85’菅野


《衛藤監督コメント》
寒い中でも4000人超のサポーターに応援していただいたのが逆転勝利に結び付いたと思うし、大ケガから復帰した菅野(哲也)選手が2点目を取れたのは、トレーナーなどチームスタッフのおかげ。試合の内容としてはぎりぎりの状態で戦っている中で、(先制点を許してから)2トップにシステムを変更して相手を下げ、そこで生まれたチャンスを決め切れたのが勝因だと思う。カウンターで失点したが、取られるならああいう形だと思っていた。後悔が先に立ったが、思い切ってシステムを変更した結果、2点を取れた。0-0のままで進んでいたら決断が鈍ったかもしれない。Jリーグ・アンダー22選抜も素晴らしく、内容では互角だった。今後も残り試合全て勝つのが使命。(次節の)YS横浜も(次々節の)相模原も絶対に負けられない相手なので、また一からチーム内で競争してもらいたい。


Jリーグ・アンダー22選抜
《スターティングメンバー》
GK1牲川、DF2高橋、4中谷、12進藤、6佐藤、MF8石井、3中山、15清本、7大島、10汰木、FW9大津

《リザーブメンバー》
GK16杉本、DF5石田、FW11岩元、14前川

交代
:58’石井→前川、64’大津→岩本、76’清本→
石田

得点
:75’石井



《高畠監督コメント》
非常に悔しい敗戦となった。選手たちは本当にタフに戦ってくれた。(長野の)昇格が懸かった中、素晴らしいスタジアムで試合をできる喜びを感じてプレーしようと選手を送り出し、その期待に応えるパフォーマンスを出してくれて、タフできっ抗した試合となった。ただ、得点したところまでは素晴らしかったが、試合の終わらせ方の部分で非常に学ばされたゲームだった。長野さんは力があるので、リードを奪った後のゲームコントロールは一言では済ませられない難しさがある。そこで経験不足を露呈してしまった。同点に追い付かれ、その3分後に失点したのはまさにその表れだと思う。ここで得た貴重な経験をチームに持ち帰って成長につなげてほしいと伝えた。



▼その他の結果
@維新百年記念公園陸上競技場 6,586
山口【2-3藤枝

@町田市立陸上競技場 
3,812人 

町田【1-0】福島

@あきぎんスタジアム 
2,108
秋田【3-3】琉球

@横浜市三ツ沢公園陸上競技場 1,051
YS横浜【0-2】富山

@盛岡南公園球技場 
890
盛岡【1-2】鳥取


※相模原は休み



▼得点ランキング
 
1位  岸田(山口) 30点
2位  福満(山口)19点
3位  島屋(山口) 16点
4位  鈴木(町田) 11点
4位  佐藤(長野) 11点
4位  鈴木(町田) 9点
4位  大石(藤枝) 9点
4位  鳥養(山口) 8点
4位  鳥養(山口) 7点