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毎週金曜日17:10~FMぜんこうじ『
フォルサ☆パルセイロ』で放送された(株)長野パルセイロ・アスレチッククラブの代表取締役 堀江社長のインタビューです。



―― 一体感に込められた想いは?
堀江社長:新体制発表会のスローガン発表の後に「色んな一体感が意味合いとしてあります」とご説明をさせて頂いたんですけれども、昨年サポーターの皆さんと意見交換をした時にやっぱり皆さんの期待というのは非常に高くなってきてますし、今までパルセイロは成績としてはもう当然昇格をして良いような成績をずっと重ねてきたんですが、ここJ3になって3シーズン結果が出なかった。そんな中で色んな反省があるんですけれども優勝だとか昇格だとか特別なものっていうのはやっぱり何かが無いと成し遂げられないなと。そう考えた時にやっぱり『一体感』という言葉が浮かんできて、この一体感を持って今シーズン乗り切ればなんとかこの夢を叶えられるのかなっていう意味で一体感というお話しをさせて頂きました。


―― トップチームの今シーズンのビジョンは?
堀江社長:そうですねトップチームはもう監督も申し上げてましたけどトップチームのミッションというか目標はただ一つ“J2昇格”という事になります。まあほんとに3シーズンあと一歩でここまで来たところを何とか皆さんの力も借りながら達成したいというのがトップチームの目標だと思います。


―― レディースチームの今シーズンのビジョンは?
堀江社長:レディースチームは昨年ですね初めての1部リーグ参加で3位という素晴らしい成績だったので今年はマークが厳しくなるだろうし戦い方が大変だと思いますけど、去年の結果に負けないような結果という事で監督もリーグ戦・カップ戦・皇后杯の全てでベスト3に入りたいという目標を立ててます。私は一つ付け加えて「そのうちのひとつはタイトルを取ってもらいたい」とちょっと背伸びをしたことも言ってますけれども、まあそういった意味では是非レディースの方もですね一つの形を出してもらえればなと思います。


―― 美濃部元監督がGMに就任したが期待する事は?
堀江社長:これもですね一体感のひとつでクラブの一体感の中で“現場とフロントの一体感をどう取るのか”という事の中で、美濃部GMはずっと監督というかコーチというか現場の方が多かったし指導者の世界でずっとやってきた方ですよね。その方がフロント側にまわるという事は現場の事も分かりながらフロントのところで色んな話をしていけるのかなというところで、現場とフロントの一体感というんですかねその辺を強く出したいなということで。まあ彼のパルセイロに対する想いというものも非常に強かったので、私も是非GMという立場でやってもらいたいという風にお願いしました。


―― 一体感の上でコミュニケーションが重要?
堀江社長:やはりチームもそうなんですけどチームスポーツですし、チームワークという中で一番大事なのはコミュニケーションが取れるかというところが一番大きいと思いますので。これはサポーターの皆さんたちとも同じだと思ってますし、クラブとサポーターの皆さんやスポンサーの皆さんや我々を支えてくれる皆さんともっともっと良い意味でのコミュニケーションを取りたいなという風に思ってます。


―― 新加入選手たちは大雪と寒さに驚いていたが大丈夫?
堀江社長:地元の人間でも今年の雪には驚いているので、まあこれも歓迎してくれてるのだと思いますし、逆に言うと雪は白なので白星で…という風にポジティブに考えたいと思います。


―― 2017シーズン強敵となりそうなのはどこだと思う?
堀江社長:やっぱりJ3リーグっていうのは昇格がかかるチーム、それから昇格できないけれどもプロ化をしようとするチーム、それからU-23のチームと3つの目的を持ったチームのリーグなんで非常に戦いづらいリーグなのは間違いないですね。でもやはり昇格がかかっているクラブは今年の昇格枠が“2”になったという事もありますので、当然我々も含めてですけれども相当熾烈な戦いが繰り広げられるんだろうなと思ってます。その中でJ2から降格してきた北九州さん、それから去年2位で上がれなかった栃木さん、それから富山さんですとかそういった我々と良い試合をしたりJ2から降格してきたチームっていうのが今シーズン争うことになるんじゃないかなと思ってます。


―― 昇格枠が1.5→2に増えた経緯は?
堀江社長:実はJリーグには実行委員会というのがありまして、J1チームJ2チームJ3チームと各1人づつ出てやってます。長野私が代表で実行委員になってますけれど、合同でやる場合もあるんですけどJ3だけの会議もあったりとかそういう中でやはり我々とすれば昇格枠というのは非常に昇格するチームについては重要なところなんで、我々とすれば「どうしても昇格枠を上げてもらいたい」というJ3としての議論は充分しました。ただJ2とすればそれは受けられないという事もあるし、昇格可能なチームが16チームのうち5チームしかないというそれなのに2枠は良いのかという論議もあったんですね。ただ入替戦等々で上がったチームがJ2で中位くらいの成績をあげてるじゃないですかということで、我々としても相当強く…まあJ1も3つ自動的に落ちてくれば良いっていうような話もしながらですね、そういったことでJ2の皆さんには渋々ですけれどもきっと認めて頂いたんだろうと思います。


―― 逆に社長からサポーターへ何か要望有る?
堀江社長:ほんとにサポーターの皆さんから我々クラブに対してですね色んなご意見を頂いております。今年はですねサポーターの皆さんとの意見交換会というのを定期的に開催したいなという風に思ってます。それもですねクラブがどうのとかっていう事ではなくてですね、サポーターの皆さんから「こうしていきましょう」とか「こういったことをクラブも一緒にやりましょう」とかそういったことを話し合っていきたいなと思ってます。まだクラブ自体も未熟で要望に応えられないことも多々あるんですけど、ただ我々スタッフも一生懸命そういったことを改善しようと意欲を持ってやっているつもりですので、是非皆さんの力を借りてこのクラブを良くしていくお手伝いを頂ければと思っています。


―― キャプテン副キャプテンが決まったがどうですか?
堀江社長:トップチーム明神選手についてはもう私が語ることがないように皆さんがご存知の通りですけども、凄くキャプテンシーを持っている選手ですし彼が今まで経験してきた経験値っていうのは凄く高いと思いますし、色んな試合も経験してますのでそれをですね他の選手たちに植え付けてくれるのかなと私は楽しみにしてます。
レディースチーム坂本選手はもう去年からキャプテンシーを持ってチームをまとめてくれてるので今年も彼女のキャプテンシーを十分発揮してもらえれなと思います。


―― 副キャプテンにはどんな役割有る?
堀江社長:やっぱりキャプテンを支えますし、ゲームの場合もしキャプテンが試合に出られない時は副キャプテンがキャプテンマークを付けたりという事もありますので、やはりそこもチームの一体感ですから当然キャプテン副キャプテンがチームをまとめて進んでいってもらえればなと思います。