パルセイロ速報

堅ろうな長野の牙城を攻略したい盛岡

前々節・藤枝戦、前節・鳥取戦と徐々にチームのスタイルを発揮しつつある盛岡。菊池 利三監督も「やりたい形は少しずつできてきている」と評価する一方で、失点の仕方や時間帯などについては修正の必要性を指摘する。特に低い位置でのボールロストが散見され、ここまでの６試合中５試合で先制点を献上。苦しいゲーム展開を余儀なくされている。攻撃では前節２ゴールの梅内 和磨をはじめ、結果を出せているだけに、より確実につなぐ局面とチャレンジする局面を見極め、先制点を奪って試合を優位に進めたい。

一方の長野は現在６位。６試合で２失点とリーグ最少失点を誇るチームだ。前節は引き分けに終わったものの、押し込まれた前半を無失点に抑え、後半の猛攻につなげた。今季から加入した明神 智和も２試合連続で先発出場して存在感を発揮。豊富な経験を生かしてチームに落ち着きをもたらしている。

くしくも、直近５試合の勝敗が同一である両チームによる対戦となった。長野の強固な守備ブロックに対し、盛岡はどう崩しにかかるのか。不用意なミスをしないこととリスクマネジメントを徹底させ、ホーム２連勝を目指す。